目的
CSVファイルを開く際に、先頭の数値が0(ゼロ)落ちするファイルを0(ゼロ)落ちさせないで開く方法についてご説明致します。
前提
2023年9月以降、Microsoft 365 (Office 365)で新しい機能がリリースされ、ゼロ落ち問題への対処が可能となりました。Microsoft 365 (Office 365)をご利用の場合は、CSVを開く際に 既定では、Excelはこのファイルで次のデータ変換を実行します というダイアログが表示されます。
先頭のゼロを削除したくない場合は「変換しない」を選択してください。
Microsoft 365 (Office 365)以外をご利用の場合は、以下の手順をご確認ください。
手順
■STEP1 Excelで初期設定を行う
【!】この設定は初回のみ必要です。すでに設定済みの場合はスキップしてください。
1)Excelにて「空白のブック」を新規作成してください。
2)「ファイル」タブを選択し、[オプション]を選択してください。
※[オプション]が見当たらない場合は[その他…]をクリックしてください。
3)「データ」>「レガシデータインポートウィザードの表示」>「テキストから(レガシ)」を選択してください
以上で初期設定は完了です。
■STEP2 ファイルを開き、各種設定を行う
1)「データ」タブ>「データの取得」>「従来のウィザード」>「テキストから(レガシ)」を選択してください。
2)テキストファイルのインポートで対象ファイルを選択しインポートボタンをクリックしてください。
3)「コンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択し、
「次へ」を選択してください。
4)「区切り文字」で「コンマ」を選択し、「次へ」を選択してください。
5)先頭の数値が0(ゼロ)落ちする列を「データのプレビュー」より選択し、
「列のデータ形式」を「文字列」に変更して「完了」を選択してください。
6)「データの取り込み」>「データを返す先を選択してください」でシートとセルを選択し、「OK」を選択してください。
効果
以上のSTEPを踏むことにより、先頭の数値が0(ゼロ)落ちするファイルを0(ゼロ)落ちせずに開くことができます。