本記事の目的
源泉徴収票とは、1年間の収入がどれくらいあったかなどについて証明する書類で、通常であれば年末調整後に従業員に交付します。しかし、年の途中で退職する方は、年末調整後に交付を受けることができなくなるため、退職日から1か月以内で発行する必要があります。
本記事では退職者へ源泉徴収票を発行する手順についてご説明いたします。
■STEP1 発行年度の年末調整を開始する
まず、源泉徴収票を発行する年度の年末調整を開始してください。
既にその年度の年末調整が開始されている場合、この作業は不要です。
年末調整の開始方法は下記をご確認ください。
■STEP2 「本人情報」と「扶養情報」を取込む
①「CSVサンプルダウンロード」をクリックする
②「本人情報CSV」と「扶養者情報CSV※」をそれぞれダウンロードする
※「扶養者情報CSV」は扶養者がいる場合のみダウンロードしてください
③ファイルを開き、対象者以外のデータを削除して保存する
(1行目のヘッダーと対象者の行のみ残し、それ以外の行は削除してください)
④本人情報のデータは次の項目を下記のように修正して保存する
対象者:「対象外」にしてください
氏名(カナ):全角にしてください
町名番地:全角にしてください
未成年者:退職者が未成年に該当すれば「対象」に変更してください
中途退職:「対象」にしてください
就・退職年月日:退職日が入っているか確認してください
普通徴収:「対象」に変更してください
⑤インポートする
メインメニュー「年末調整」をクリックし、右上の「データ入出力」をクリックします
「本人情報インポート」を選択し、該当のファイルをアップロードします
※扶養者がいる場合は同様の手順で
「扶養情報インポート」をアップロードしてください
■STEP3 確定作業をし、源泉徴収票を発行する
①該当者の行をクリックして個人画面を開く
(下図の枠で囲われた部分をクリックしてください)
②「計算結果」タブをクリックして、下記項目の金額を確認する
【!】金額が表示されていない場合、「年末調整」を開いて最初に表示される
「対象判定」が対象外になっているかご確認ください。
対象外になっていない場合は、
下記ヘルプの方法で「対象外」に変更してください。
【!】金額が正しくない場合は調整額を入れてください。
各種金額の調整方法は下記をご確認ください。
③右下の「確定する」をクリックした後、「源泉徴収票発行ページへ」をクリックする
④対象者の左の□チェックボックスをクリックして、右上の「源泉徴収票一括発行」をクリックする
詳しい源泉徴収票の発行方法は下記をご確認ください。
以上で源泉徴収票の発行は完了しました。
なお、発行した源泉徴収票のダウンロードは下記をご確認ください。
(印刷やご本人様へのご連絡際にご活用ください)
本記事の効果
以上の手順により、退職者の源泉徴収票を発行することができます。